サラウンド再生・録音機材のレビュー・感想

サラウンド星評

レビュー

サラウンド機器の使用レビュー。

プレーヤー

DENON DBP-1611UD
ブルーレイ・DVDやSACD・DVD-Audioまで再生できるユニバーサルプレーヤー。
販売価格は30,000〜40,000円の低価格プレーヤーですが、サラウンドを楽しむメディアが多く再生できます。
メディアを切り替えるときにすこし面倒なのと、起動に時間がかかるのが難点。
USBメモリ再生やネットワーク再生にも対応しているので使う人には便利かも。

AVアンプ

DENON AVC-S500HD(DHT-S500HD)
数少ないサブウーハー用アンプを搭載した薄型AVアンプ。
現在は生産終了して、3D映像に対応したAVC-S511HDが販売されている。
スピーカーを追加することで5.1chサラウンド再生まででき、外部アンプの接続で7.1chへ発展することも可能。

付属マイクを接続すればオートセットアップが可能で、その後のマニュアル設定もOK。オートセットアップではAudyssey(オーディシー)社の技術が採用されており、測定を終了すると「MultEQ」「Dynamic EQ」「Dynamic Volume」が有効になります。
Audyssey MultEQは簡単に言うと、部屋の音響特性を補正してくれる技術で、数分で専門家がホームシアターをチューニングしてくれるのとイメージで、MultEQはスピーカーの距離や周波数特性などを測定し、各スピーカーに低音再生能力が不足してると判断した場合などは、サブウーファーとのクロスオーバー周波数も自動設定してくれますのでかなり有効な機能だと感じます。
しかし、オートセットアップを完了しただけだと不自然な音と感じました。
問題はDynamic EQで、音量を下げた時に発生する音質低下を補正する機能なのですが、逆に音質を下げていると感じています。再生ジャンル(映画や音楽など)でも変わりますし、全てのホームシアターシステムに当てはまるとは思いませんが、オートセットアップ後に音質の不満や不自然さを感じたらOFFにしてみることをおすすめします。

販売価格は30,000〜50,000円程度なので高音質とまではいかないが、コストパフォーマンスに優れたAVアンプだと思う。


2013年の秋ごろ、フロント左のスピーカーから「ジーー」と聞こえるようになった。
もしかしてアンプの寿命?
テレビと連動してアンプを使っていたこともあるし、この機種の最大の弱点は発熱の多さでした。HDMI連動を設定していると待機時でも使っているときと同じぐらいに熱くなります。使用して約2年半。コンデンサがいかれたんでしょう。
覚悟はしていましたが思っていた以上に早かったです。
もちろん買い替えを検討しますが、お金が無いのでじっくり考えます。

ONKYO NR-365
2014年に入って、予算ができたのでAVアンプの買換えモデルを検討します。
今回もサブウーファー用の出力が可能なアンプが条件となります。
候補機種は、次の3台です。
・DENON AVC-S511HD (実売価格:25,000〜30,000円、生産修了)
・ONKYO NR-365 (実売価格:27,500〜35,000円)
・パイオニア VSX-S510 (実売価格:34,000〜44,000円)
DENONは使い慣れていることもあり満足しているのですが、発熱の問題があり短命に終わりそうなので今回は見送り。
ONKYOとパイオニアはどちらもデジタルアンプを採用しているので、省電力で発熱量も抑えられる。さらにONKYOは各チャンネル独立したアンプを搭載し音質にも配慮。
そして選択を決定的にしたのは音場補正技術。パイオニアは独自の補正技術に対して、ONKYOはAudysseyを採用。どちらが良い悪いではありませんが、自分にとっての馴染みと信頼性で今回はONKYO NR-365を購入することにしました。

サラウンドアンプの購入は2代目となりますので、感想は前機種AVC-S500HDとの比較となります。
【サイズ】
コンパクトです。高さはそれなりにありますが、横幅が36.5cmと小さめです。

【外観・デザイン】
質実剛健を感じるデザインです。前面パネル部はヘアライン仕上げとなっていますので、安っぽさは感じません。
フロントパネル右側のボリュームノブの周りが光るのですが、ディスプレイ照度調整に合わせて段階的に明るさが変われば良いのですが、ONとOFFの切り替えしかできません。

【音質・パワー】
デジタルアンプならではのクリアな音です。とくに刺々しさも感じません。
リビングシアターとしては出力も不足を感じません。

【入出力端子】
最近の周辺機器に接続するには十分な端子がついています。
USBやLAN端子もあるので、iPod/iPhoneとの接続やネットワーク再生も可能です。
HDMI端子は4入力ありますが、アナログ映像入出力端子は1つもありませんので、古いゲーム機などと接続できないのが不満です。

【良い点】
・各チャンネル独立したデジタルアンプを搭載していますので、音質は一定レベル以上です。
AVC-S500HDと比べても特に誇張することもなく自然な音です。DSPリスニングモードも種類が多いです。
・評判の悪いリモコンですが、私にとってはシンプルで使いやすいと思います。

【悪い点】
・Audyssey技術を採用していますが、自動音場補正は「2EQ」というグレードらしく最大3箇所しか測定できません。(前機DENONは「MultEQ」で最大6箇所)測定箇所は多ければ多いほうが良いとされていますし、「2EQ」は機能が省かれている下位グレードなのが不満です。
・テレビとの連動機能をONにして使っているのですが、音が出るまで10秒前後かかります。
・DENON AVC-S500HDと比べて細かい設定ができません。例えば、電源ONでボリュームをいくつにするとか、最大で60までしか上がらないようにするとか、ユーザーが使いやすいような親切な機能が省かれているような感じです。

【総評】
あまり細かいことに拘らずに、それなりの音を再生するには良い製品です。

スピーカー

DENON SC-AS500
DHT-S500HD(2.1chホームシアターシステム)のステレオスピーカーとして付属。
小型だけにシャリシャリ的な音しか鳴らないので低音はサブウーファー頼み。
フロントスピーカーを別途購入すれば、小型で壁にも掛けることができるのでサラウンドスピーカーとしては重宝するかも。
DENON DSW-S500
DHT-S500HD(2.1chホームシアターシステム)のサブウーファーとして付属。
入力インピーダンス6Ω、再生周波数30〜300Hzのバスレフ型。
隣や下の部屋まで響く超低音も再生できるが、大音量の映画のシーンでは音割れする。

テレビ

東芝 REGZA 37Z2
37型のLEDパネルの液晶テレビ。届いてビックリ!梱包が薄い。
サイズは部屋の視聴環境と価格で37型に決定。
欲しかった機能はUSBハードディスク接続で、簡単録画ができて満足。
映像の調整も色々できるみたいですが、いじっていません。
HDMI接続でアンプやプレーヤーとの電源連動や、レグザリモコンで音量やプレーヤーの再生・停止ができます。